今日，感じたのは、もちろん国際化である。実際にアメリカで活躍している日本人に８人も合うことができた。（アリゾナ２カリフェルニア１オンタリオ２ニューヨーク３）

　ともに話し方が丁寧で、生き生きとしている。普通に話をしているが、なんとなく楽しく感じるのである。迷惑をかけているのは十分に承知しているが、許容量が大きいのであろうか余裕を感じるのである。こういう人が世界で活躍できると思うと、そのノウハウが欲しくなる。日本人が世界に出にくいのは情報量の少なさでないか。アメリカでは、誰もがインターネットができるようにと考えている。今日のホテルも目の前に、電話とは別にコンピュータ用の端子（多分ＩＳＤＮである。端子が２個ありモデムが反応しない）がある。ふと考えた。世界で活躍している人の情報をホームページで紹介できないか。そして、高校生だけでなくさまざまな人に見てもらう。自分もそうなりたいと思う学生は必ず見るのではないか。海外での仕事につくために何をしたか。である。

　ルクソールの中に新たにできた日本の店でのことである。久しぶりの日本食であった。そこに行くと、日本人のスタッフか何人かおり、すし職人の方と話が弾んだ。彼は、この場所でさまざまな国の人そして、日本人を見ているので、具体的な話をしてくれた。

　日本食を食べる外人が増えたことについて、ほとんどの外人は、大学関係等の知識人が多く、金はないけど食べ物にはうるさいそうだ。日本に行ったことがあるか、または日本人の知り合いがいて、以前に食べたことがあり、再度挑戦することになる。食べるものを見ると、魚の生を注文する人はほとんどなく、とはいってもうにを注文している通もいたが、カルフォルニア巻きと称するキュウカンバーと卵とカニカマの巻物が多いようである。この国は、肉が主食だから、基本的に牛豚鳥の３種類しかない。しかし魚はいろんな種類がありバランスが取れること。そのため知識人には人気があるが、何せ値段が高い。そのためバフェット等でみんな食事をする。ハンバーガなどは高くても５ドルくらいである。

　外人はそれでもいいが、日本人はそうはいかない。何せ腸の長さが長いのだから、栄養をその分取りすぎる。腸の短い外人でも、毎日肉や高脂質のものを食べているからぶくぶくになってしまう。日本人もこれを毎日食べたらとんでもないことになる。

　最近、昔のようなミリオン（金持ち）がいなくなった。人とり合戦が激しくなっている。驚いたのは、十代の高校生くらいの子供が自分たちだけで来て遊んでいく。中には夜中まで遊んでそのままプールに入り、事故を起こし迷惑をかけた日本人もいるとので、日本の将来を心配していた。

「言語だってここにいると英語のほかに、その他の言語もなんとなくちょっとはできるようになる。日本では外人が増え犯罪者も多くなっているようだが、外国語を話せる警官が何人いるか。つまり、対応できないだろう。アメリカは専門のスタッフを多く持っている。早く対応できないと大変なことになってしまう。」とも話してくれた。とにかく，これからの社会は，いろいろ問題を抱えて大変だということで落ち着いた。

　そして、レシートを覗くとやはり高かった。（昨日のバフェットは１２．８８ドルで世界の食べ物食べ放題だった。）しかもビールの値段が違っていた（アメリカのビールは安いはずなのに）。ちょっと日本語のしゃべれる姉チャンはどこの国でも危ないようだ。イタリアで見たような顔だった。しかし、会話を楽しんだので，チップだと思ってそのままにした。

　海外に在住する日本人の多くは，生き生きとしており，表情にも活力がある。そして，話好きで，様々なことに興味そして知識を持っている。しかも，情報通である。初めての場所で情報を得るにはとてもよい。

　しかし，残念ながらすべての人がそうではない。昔ながらの日本を背負ったままの人もいる。

　ニューヨークで日本料理のレストラン（中国人の経営？）で，ウェイトレスにニューヨークの事を質問しいろいろ教えてもらったが，そのウェートレスをしかっているすし職人がいた。店も閑散としており，ウェイトレスも５，６人いて迷惑にならないと思いいろいろ聞いたが，親切な若いお姉さんに迷惑をかけてしまった。他の日本料理店は，にぎやかで，いろいろ話が聞くことができた。